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メリル・ストリープとトム・ハンクスが初共演! 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』をご紹介します
こんにちは!『福岡小学生新聞 We can!』編集部です。
毎年、優れた映画作品や監督、俳優などに与えられる「アカデミー賞」。
レッドカーペットの華やかなドレスを楽しみに、また映画鑑賞の参考に
されている方も多いですよね。
今年度の作品賞および主演女優賞には、名優メリル・ストリープと
トム・ハンクスが初共演した『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が
ノミネートされています。
俳優部門最多記録者のメリルにとって、なんと21回目のノミネート。
編集部が試写会に出席してきたので、ご紹介しますね。
映画の舞台は1971年のアメリカ。
長期化、泥沼化していたベトナム戦争に関する最高機密文書を
政府の圧力にも屈せず報道した
ワシントン・ポスト紙の新聞発行人(メリル・ストリープ)と
編集主幹(トム・ハンクス)2人のジャーナリストの
実話を映画化した社会派ドラマです。
……と、こう聞くと、アメリカ国内の硬派ニュースでもあり、
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、実はこの映画、
メリル演じるキャサリン・グラハムの成長物語というもう一つの軸があるのです。
夫の死に伴い新聞社経営の後継者となったキャサリンは、
45歳まで働いたことのない専業主婦でした。
社をどう率いるか、足固めをしようと奮闘しますが、
圧倒的な男社会のなかで「女だから」とラベリングをされたり
お飾りのように軽んじられたりして自信をなくすことしばしば。
そんな彼女が、記者らとの信頼や絆を重ね、
自身の信念をもって、スクープの掲載を決断するシーンは鳥肌ものです。
また30年もの間、ベトナム戦争の“真実”を隠して
何百万人もの若者を戦地に送り込んでいた歴代政権に対する、
全うな怒りや使命感は、母親という立場からも
きっと共感できるに違いありません。
自分の中にある強さを見いだし、刻々と変化させてゆく
メリルの演技にも改めて感服です!
3月30日(金)全国ロードショー!ぜひ劇場でご覧ください。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ/トム・ハンクス/サラ・ポールソン/ボブ・オデンカーク
http://pentagonpapers-movie.jp/
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