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子どもたちに細く長く日本舞踊と関わってほしい

公開日: 2020年02月02日
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1982年に寿菊派若柳流を創流した祖母、2代目家元として活躍中の母をもつ菊さんは、現在、副家元として子どもたちに日本舞踊を教えています。初舞台は4歳。祖母からは厳しく指導され、舞踊だけでなく着付けや立ち振る舞いまでを習得したといいます。「舞踊を仕事にするとは思っていませんでした。」と語ります。

大学卒業後、大手自動車メーカーや医療系の仕事に就き、結婚出産を経験。その後ショッピングモールに就職した時に日本舞踊の経歴に着目され、カルチャーセンターの講師として声を掛けられたのが転機となり教えるという働き方を選択し、自宅でも教室を開きました。夢を形にして、今年で8年目。

日本舞踊は礼儀作法に厳しいイメージがありますが、6歳までは遊びながら学ぶという方法を取っているそう。「遊んでいるようにみえても、目標とする舞台があるので子どもたちの集中力が、ある時から一気に高まるのが不思議ですね。」伝統芸能は、習得するのに時間がかかるもの。約4分の舞台を踏むのに1年を要するため、小学3年生くらいからは厳しい指導となり忍耐力が必要に。「たとえ途中で辞めても、経験としてどこかに舞踊が根付いていたらうれしいです。」と、子どもたちに細く長く日本舞踊と関わって欲しいとの思いを持って指導しています。

今では娘の優さんも、祖母にあたる家元から指導を受けて頑張っているそうです。「おばあちゃんになっても日本舞踊だけでなく、『和楽器』や『書』、畳に座って『和の作法』が身に付く寺子屋みたいな場所を作りたいです。」と夢も語ってくれました。

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