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子どもの扁桃腺肥大とお口の問題について
歯の健診に来られるお子さんを長年診察していて気になることがあります。舌の奥にある扁桃腺の肥大です。扁桃腺がのどの奥をふさぐほど大きい場合、診療台にあおむけに寝ると舌がのどの奥に下がり息苦しさを感じるせいか、診察をとても嫌がります。歯科用の小さな鏡で奥歯を軽く触っただけで嘔吐が起こりそうになります。
そんなお子さんは、寝るときの姿勢がうつぶせか横向きで、いびきをかくことが多く、良質な睡眠がとれていない可能性があります。起きているときも口がぽかんと開いて、舌が筋力不足で下がった状態になり、舌足らずな発音や不正咬合をまねくことがあります。
扁桃腺は耳鼻科が専門ですが、小児歯科も連携して支援ができればと思います。