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家族で虫歯ゼロへ!虫歯とその予防

ドクターガイド

歯磨きを楽しい時間に!正しいケアで、虫歯をつくらないようにしましょう。

乳幼児期に気をつけること

・虫歯菌が歯の周囲につかないように、しっかりブラッシングをしてプラークを取り除きましょう。生えそろっていない時期は、ガーゼでふき取ってもかまいません。
・甘いものを食べすぎないようにしましょう。
・フッ素を使うことにより、虫歯菌がつくる酸に抵抗できる強い歯を作りましょう。
・脱灰(歯が溶ける)の時間を減らすために、食事やおやつの時間を決め、ダラダラ食べをしないように心がけましょう。

歯みがきの極意

・歯ブラシの毛先部分を磨こうとする歯の面に直角に当てる
・軽い力で小刻みにこすると、効果的に歯垢が落ちる
・強い力で歯をこすっても、歯の面に有効に働かない

子づれ DE CHA・CHA・CHA!別冊
「頼って安心!あなたのまちのホームドクター」より

Q:歯の生え始めのケアは?

A:下の前歯だけの時期は、汚れがつきにくく、だ液がある程度きれいにしてくれるので、ガーゼで拭いてあげるくらいで大丈夫です。上の前歯が揃い、奥歯が生え始める頃から歯ブラシが必要になりますが、いきなりされると赤ちゃんも嫌がります。少し前から口にブラシを入れる練習を始め、歯磨きを楽しい習慣にしてあげましょう。

Q:フッ素はどういうものでどんな効果があるの?

A:フッ素は、自然界に広く分布している元素の一つで、虫歯予防に役立ちます。歯科医院で受けるフッ素塗布をはじめ、うがいするタイプのフッ素溶液、最近は多くの歯磨き剤にも入っています。フッ素には初期虫歯の再石灰化を促進したり、表面のエナメル質を強化したりする作用があり、虫歯に負けない強い歯をつくるのに効果があります。 

Q:だ液検査でわかることは?

A:口の中の菌から、虫歯のリスクを調べる検査があります。菌の量と種類によって、虫歯のでき方が違うため、より効率的な予防ができます。歯科医院で相談してください。

Q:歯磨きのタイミングは食後すぐ?

A:食後すぐに歯磨きするのが基本です。お口に食べ物が入ると、虫歯菌(プラーク)と糖質から酸ができ、歯を溶かしていくので、酸ができる前に、歯磨きでお口の中をきれいにしましょう。柑橘類のジュースやスポーツドリンク、炭酸飲料などの酸性飲料は、直接歯を溶かしてしまいます。このような飲料を頻繁に飲んでいる場合は、うがいをするだけでも効果的ですよ。

Q:ママの虫歯が子どもにうつる?

A:ママに虫歯があると、だ液を介してうつることがあります。同じ食器を使ったり、食べかけを子どもにあげたり、キスしたりなど、日常のちょっとした行為でもうつる可能性があるため、ママ・パパもケアを怠らず、虫歯がある場合はしっかりと治療しましょう。

Q:歯磨きを嫌がる子にどう対応すればいい?

A:1日1回は歯磨きをする習慣をつけましょう。もし嫌がるなら、年齢に応じた虫歯になりやすいポイントだけでもおさえてください。1~2歳は上の前歯、3〜4歳は奥歯のかみ合わせ、それ以降は奥歯の歯と歯の間が要注意です。

子づれ DE CHA・CHA・CHA!178号
「歯医者さん教えて!意外と知らない歯の基礎知識」より

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