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特集

子どものためになる塾選びvol01

最近は「学校だけでは不安」という理由で学習塾に通う小学生も増えている中、「ウチの子はどうすれば?」と悩んでいるお母さんへ、塾選びのポイントと心構えを教えます!

アンケート調査

公立教育への不安?増える私立中学受験

 少子化が続く中、全国の学習塾市場はむしろ拡大の兆し。その原動力が小学生です。福岡でも、小学生を主なターゲットにした大手学習塾は、ここ数年で売上高を伸ばしているようです。
 その背景について、ある大手学習塾幹部は「ゆとり教育導入以降、公立小中学校での指導内容に不安感を抱いている親が増えていることでしょう」と分析します。私たちが行ったアンケートでも、子どもを塾に通わせる理由の半数が「学校の授業だけでは不安なので」でした。
 この兆候は私立志向へもつながります。福岡県内の私立中学受験者数の割合は、バブル崩壊後に下がってきていたのが、この5年で再び上昇。学習塾に通っているうちに周りに触発されて受験を希望するようになる親子も少なくないようです。
 では、いつごろから学習塾に通わせるものなのか?アンケートでは、予定も含めると4、5年生が圧倒的に多いようです。ある大手進学塾の担当者も「受験用のカリキュラムは学校の内容とは別なので、無理なくこなすには能力的にも期間的にも4年生スタートがベスト。もちろん5年生からでも本人がペースアップできれば大丈夫ですが、6年生から受験を目指すのは現実的にかなり困難」(大手進学塾)と言い切っています。ちなみに小学校低学年までは、「勉強の基礎学力をつけると同時に、受験勉強に向け、学習する姿勢を身につける」ということに重点が置かれているようです。

 さて、一口に学習塾といっても、最近は新しいタイプの塾も出てきています。
 最も多いのが「一斉授業型」の進学塾で、一クラス十数人の規模で行われます。多くの場合、最初に入塾・体験テストに参加し、その結果をもとに成績順、または中学受験組とそうでない組に分かれていきます。同じレベルかそれ以上の生徒が集まるので、「塾に入って初めて自分が一番じゃないことを知らされた」という子も少なくなく、そういう意味では、特に”負けん気の強い子“にはピッタリの環境かもしれません。ただ、こうした入塾テストは塾によって問題の出し方やレベルが違うため、結果をどうとらえるか難しい場合もあるとか。「ウチの子はこんなに成績悪かったの?」などとすぐに判断せず、いくつかの塾で同様のテストを受けてみるのもおすすめです。
 それから軽視してはいけないのが、授業の雰囲気や先生との相性。同じ塾でも、教室のある場所によって教師や生徒のカラーがずいぶん変わるそうです。子どもと一緒に授業の様子を見て、先生とも面談して子どもの性格や親の価値観と合っているかを考慮するのも、重要です。
 小学生向けとして、最近目立って増えてきているのが「個別指導型」の学習塾です。先生1人が子ども1~3人程度を相手に教えるもので、一斉授業に補充する形で個別指導コースを設けている塾もあります。みんなで切磋琢磨してついていくような一斉授業にまだなじめない子どもは、一人ひとりの状態に合わせたきめ細かい指導が効果的と言えるでしょう。
 さらに、ネットを利用して自宅で学習し、定期的にテレビ電話で指導員とやり取りする「ネット型」学習塾も出てきています。「塾通いだと夜の外出が心配だが送迎できない」「自分のペースで勉強したい」といった理由で選ぶ親子が多いとか。
 塾選びで大切なのは、日ごろから「子どもがどういうタイプか」を知っておいた上で、「何を目標に勉強するのか」ということを子どもと話し合えるよう子ども自身にも情報を与えておくことでしょう。

 少子化が続く中、全国の学習塾市場はむしろ拡大の兆し。その原動力が小学生です。福岡でも、小学生を主なターゲットにした大手学習塾は、ここ数年で売上高を伸ばしているようです。
 その背景について、ある大手学習塾幹部は
「ゆとり教育導入以降、公立小中学校での指導内容に不安感を抱いている親が増えていることでしょう」と分析します。私たちが行ったアンケートでも、子どもを塾に通わせる理由の半数が「学校の授業だけでは不安なので」でした。
 この兆候は私立志向へもつながります。福岡県内の私立中学受験者数の割合は、バブル崩壊後に下がってきていたのが、この5年で再び上昇。学習塾に通っているうちに周りに触発されて受験を希望するようになる親子も少なくないようです。
 では、いつごろから学習塾に通わせるものなのか?アンケートでは、予定も含めると4、5年生が圧倒的に多いようです。ある大手進学塾の担当者も「受験用のカリキュラムは学校の内容とは別なので、無理なくこなすには能力的にも期間的にも4年生スタートがベスト。もちろん5年生からでも本人がペースアップできれば大丈夫ですが、6年生から受験を目指すのは現実的にかなり困難」(大手進学塾)と言い切っています。ちなみに小学校低学年までは、「勉強の基礎学力をつけると同時に、受験勉強に向け、学習する姿勢を身につける」ということに重点が置かれているようです。

 さて、一口に学習塾といっても、最近は新しいタイプの塾も出てきています。
 最も多いのが「一斉授業型」の進学塾で、一クラス十数人の規模で行われます。多くの場合、最初に入塾・体験テストに参加し、その結果をもとに成績順、または中学受験組とそうでない組に分かれていきます。同じレベルかそれ以上の生徒が集まるので、「塾に入って初めて自分が一番じゃないことを知らされた」という子も少なくなく、そういう意味では、特に”負けん気の強い子“にはピッタリの環境かもしれません。ただ、こうした入塾テストは塾によって問題の出し方やレベルが違うため、結果をどうとらえるか難しい場合もあるとか。「ウチの子はこんなに成績悪かったの?」などとすぐに判断せず、いくつかの塾で同様のテストを受けてみるのもおすすめです。
 それから軽視してはいけないのが、授業の雰囲気や先生との相性。同じ塾でも、教室のある場所によって教師や生徒のカラーがずいぶん変わるそうです。子どもと一緒に授業の様子を見て、先生とも面談して子どもの性格や親の価値観と合っているかを考慮するのも、重要です。
 小学生向けとして、最近目立って増えてきているのが「個別指導型」の学習塾です。先生1人が子ども1~3人程度を相手に教えるもので、一斉授業に補充する形で個別指導コースを設けている塾もあります。みんなで切磋琢磨してついていくような一斉授業にまだなじめない子どもは、一人ひとりの状態に合わせたきめ細かい指導が効果的と言えるでしょう。
 さらに、ネットを利用して自宅で学習し、定期的にテレビ電話で指導員とやり取りする「ネット型」学習塾も出てきています。「塾通いだと夜の外出が心配だが送迎できない」「自分のペースで勉強したい」といった理由で選ぶ親子が多いとか。
 塾選びで大切なのは、日ごろから「子どもがどういうタイプか」を知っておいた上で、「何を目標に勉強するのか」ということを子どもと話し合えるよう子ども自身にも情報を与えておくことでしょう。