【久留米市】久留米信愛女学院中学校・高等学校｜子づれ DE CHA・CHA・CHA！特別号「福岡進学BOOK2014」

学力だけでなく女性の可能性を追求し一人ひとりを伸ばす教育

　「体験入学ですか？」と声をかけてくれた信愛生。立ち居振る舞い、言葉づかい、そのすべての雰囲気がとても柔らかく、そして凛とした女の子たち。どうしたらそんな女性になれるのだろう？と不思議な感覚で、まずは学校説明の会場に。

　女子の特性にあわせた学習指導の蓄積、女子のための環境、女子だけで運営していく学校生活…などの説明を受けると、なるほどと腑に落ちてきます。自分には向いていない、やれない、と最初から決めつける概念もない環境で思い切り伸び伸びと過ごすことができる、その安心感・自由感からくる彼女たち信愛生の気風。それは実際に学校に足を運んだからこそ触れることができる貴重な体験入学会は、説明後、校内ツアーへ。

国・数・英を中心に充実した授業数、礼法も学び、世界を舞台に貢献できる女性に

　13歳から18歳、それは人生の中でも一番成長するときです。信愛の最大の特徴は、やはり、中高一貫の“女子校”であること。高校受験がない、という側面だけでなく、その大切な６年間を最大限に活かす、女子校ならではのカリキュラムがあるといえるのでしょう。

　基礎学力を身につけ、さらに応用力を高めるために欠かせないとされる国語・数学・英語。ここに多くの授業時数を割り当て、系統的に繰り返し行われる週テスト・小テストにより、確実に学習内容を身につけることができるそうです。

　また、中１から高３まで、全クラスで毎週１時間の宗教の時間があります。聖書を通して人としての生き方を学ぶことは、さまざまな社会の課題を抱える今の時代にこそ、大切な学びです。

　そして、茶道・華道・書道の中から１つを選び、総合学習や特別活動の時間を利用して、日本の伝統を学びます。母国の文化を知ることは外国語の習得と同様、国際感覚を身につけるために必要なことと捉えられています。礼法指導には、それぞれ専門の先生をお招きして、正しい作法や所作を通して、美しい心と姿勢を学びます。

　まずは、図書館？チャペル？それとも…ぜひ足を運ばれて実際の信愛に触れてみてはいかがでしょうか？

教育環境

「女子のプロフェッショナル」として、さまざまな分野で活躍する卒業生も信愛の名物先生となります。キャリア教育のひとつ、『MESSAGE28』。“自立した大人の女性”のモデルとして、卒業後10年の先輩を講師としてお招きし、「本物の女子力」についてお話を聞かせていただく授業です。今、学んでいることが将来へどうつながっていくのか、進路を考える大切なヒントになっています。

建学の精神

　久留米信愛女学院の設立母体は「ショファイユの幼きイエズス修道会」です。１９６１年（昭和36年）、当時の久留米市長から「優秀な女子生徒に心の教育をしてくれるミッションスクールを」との要請を受け、久留米信愛女学院が設立されました。久留米信愛女学院は設立以来、カトリックの精神にもとづく人生観を育み、全人格的開発を目指して参りました。

　現在、幼稚園・中学校・高等学校・短期大学からなる久留米信愛女学院は、２０１０年に創立50周年を迎えることができました。修道院の創立者メール・アンティエの言葉『一つの心、一つの魂』、そして次の50年へ向けたモットー『信じる心、愛する心、広めよう世界へ』を胸に、これからも教育活動に励んで参ります。

　豊かな感性と礼法を身につけた聡明な女性、いのちに対する畏敬の念を持った女性、国際社会で愛と奉仕の精神を持って活躍する女性の育成を目指し、生徒一人ひとりに与えられた能力を最大限に引き出すために、全力でサポートいたします。

授業時間数