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蛇口をひねると水が出る…この背景をご存知ですか?

公開日: 2010年08月03日
~過去から未来へ 水・人のつながり 福岡からの発信~
「第15回 水シンポジウム2010 in ふくおか」という
イベントが2日間に分けて、福岡大学を中心に開催されています。

1日目の本日は、特別講演の後に、3つの分科会が行われました。
そのうちの1つに濱砂編集長が、パネリストとして登壇しました。
分科会のテーマは『蛇口をひねると水が出る…この背景をご存知ですか?』
さて、蛇口の向こうにいったい何が見えてくるのでしょう。 20100803mizu_hama.jpg 分科会の冒頭には昭和53年の大渇水のビデオが上映され、
大渇水で生活に支障が出て、水がないので紙コップや紙皿を使う様子や、
給水車で水を運ぶ様子が流れました。
当時は、287日も給水制限が続いたとの事です。

その反省から、行政として人として、同じことを繰り返さないために、
どのような努力がされてきたのかが話されました。

コーディネーターの九州大学名誉教授・神野 健二氏が、
蛇口の向こうにあるものを探るように、それぞれのパネリストのコメントを引き出し、
パネリスト方々が、それぞれの立場からの水・人のつながりをお話されていました。

物理面や人とのつながり、そして、社会貢献や教育の立場からも話題は膨らんでいきました。

その中で濱砂編集長は、自社でのアンケート調査で
「昭和53年の大渇水のことを知っていますか?」
「生活の中で節水のための努力をしていますか?」など
質問した結果を示しながら、生活者の視点からお話しておりました。

「水がない状態での育児や介護は大変だったと思います」という生活者としてのコメントや、
国土交通省の事業「川の情報室」の話題にふれ、子ども達が遊び方を知らない、
地名の成り立ちやお年寄りからの知恵など、
「伝えるべきことをきちんと伝える事が大切です」と話され、
そういう知恵を具現化していければ…と話していました。

また、濱砂編集長は大事にしている言葉として、
「水を見たら井戸を掘った人を忘れてはならない」という言葉を挙げていました。

筑後川は複数の県にまたがる川。
地域の方たちの植樹や企業の社会貢献。
行政の水を安定供給するための施策。
川を守るために努力して下さっている人たちのことを忘れてはいけないと強く印象づけられました。
だからこそ、濱砂編集長の最後の言葉につながったのではと思います。
「行政だけではなく、市民グループも巻き込んで、みんなが知る、わかりやすい活動を広げていってほしい」

8月1日~8月7日は水の週間です。
この機会に「蛇口の向こうには何が見えてくるのか…」一度考えてみて下さい。
親子で水や川について話していくことから、始めてみませんか?

明日は、現地見学会ということで、
『筑後川の治水事業の歴史と近大遺産を巡るツアー』や
『水と共に歩む、福岡都市圏施設見学ツアー』などが行われます。


主催:第15回水シンポジウム2010 in ふくおか実行委員会
(社)土木学会水工学委員会,国土交通省九州地方整備局,福岡県,福岡市,福岡大学,(社)九州経済連合会,(社)日本青年会議所福岡ブロック協議会,福岡商工会議所
http://mizusympo15.jp/index.html
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