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マンガ「もやしもん」で「食」を学ぶ
ちょっと話題のマンガをご紹介。
先週発売された「もやしもん 9巻」(講談社)を
ご存知ですか?
福岡では放映されていませんが、
7/8からはドラマも始まったそうです。
「もやしもん」は菌やウイルスが目に見える
沢木 惣右衛門 直保(さわき そうえもん ただやす)が
主人公の農大のマンガ。
酒や味噌・醤油など、発酵に関わるお話が
たくさん出来てくるマンガです。
今回発売された9巻は
「日本の食料自給率(カロリベース)は40%」という話題を中心に、
日本の農業について取り上げられています。
なかなか難しい問題です。
その中では食品破棄のお話も出て来ます。
コンビニのお弁当やレストランの破棄問題は、
テレビなどでも取り上げられますよね?
実は年間の食品破棄量は、外食産業産業全体の食品破棄量(600t)よりも
一般家庭からの食品破棄量(1,000t)の方が
はるかにかに多いとのこと。
そういわれてみれば
食べ残しや買い過ぎ、調理しすぎなどで無駄にしてしまった経験は、
皆さんも心当たりがありますよね?
「必要なだけ食べる」
「残さないで食べる」
「捨てないように食べる」
これは今回の「もやしもん」で出て来た言葉です。
なかなか耳の痛い言葉です。
私たちが小さい頃は、「残さないで食べなさい」と
良くしかられていました。
でも最近では「無理に食べないで残しなさい」と
子どもに言っている方をレストランなどで時折見かけます。
無理して食べると体に良くないのは確かですが、
それ以前に本当に「必要な分だけ注文する」を気にかけたでしょうか…
食べ物そのものや、農家の方、食事を作ってくれた方への
感謝の気持ちを忘れていないでしょうか?
食事の前のあいさつ「いただきます」は、諸説ありますが、
一説では「いただき」、つまり「頭の上」の事を意味するそうです。
お祭りなどで神社に供えた食べ物を見ん案で分けて食べる際に、
頭の上に揚げて礼を尽くしたのがはじめ裏と言われています。
また、仏教の「命あるものをいただく」に語源があるとも言われています。
「馳走」は「走り回ること」「奔走すること」を意味します。
「馳走」はその昔、食事の用意をするために馬を走らせて食材を集めたことから、
走り回って食事を用意してくれた方へのもてなしの意味をもち、
「馳走」に「御」と「様」を付けることで
「御馳走様」という用意してくれた方への感謝の気持ちを表しているそうです。
どちらも感謝の気持ちです。
食べ物そのもの、食材を作ってくれた農家の方、
それらを運んだ方、そして調理してくれた方…
食との関わりに付いてきちんと考え、
常に「感謝する気持ち」忘れずに、
食べ物を無駄にしないようにしなければなりませんね。
今号の「もやしもん」は色々と考えさせるテーマでした。
ぜひ一度読んでみてください。
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