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山田洋次監督の最新作・映画「母と暮せば」の合同会見に行ってきました♪

公開日: 2015年12月11日

こんにちは!
子づれ DE CHA・CHA・CHA!編集部です。
先日、山田洋次監督の最新作・映画「母と暮せば」の合同会見のため
主演の吉永小百合さんと山田洋次監督が来福されたので
取材に行ってきました。

会見では、まず監督から
「たくさんの方々に観ていただきたい」という言葉が。
観た方がどんな風に感じるのか、
いつも以上に気になる作品なのだそうです。
主演を演じる吉永小百合さんの
「監督の想いを受け止め、少しでもいい表現ができるように努めた」
という言葉からも、お二人が作品をとても大事に作り上げたことが
伝わってきました。

監督がこの作品を撮った背景として、
人間がバタバタと死んでいってしまう戦争映画ではなく、
ある日突然家族がバラバラになったり、
親より先に子どもが死んでしまったりという、
たくさんの人が体験した何よりも悲しい事実を、
終戦から70年の今年、
家族のあり方などを通して、映画で伝えたかったそうです。

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吉永小百合さんの息子役(浩二を)二宮和也さんが演じ、
劇中ではまるで本当の親子のようなやり取りを見ることができました。
撮影に入る前、吉永さんは、二宮さんに生まれた時から7歳の時までの写真を借り
こうやってこの子は生まれたんだと思い、撮影に挑んだそうです。
それ以外には特に役作りをされた訳でもなく
初対面の時から「私の息子」と感じることができたそうです。
そういう雰囲気を作ってくれた二宮さんの素晴らしい演技力は、
吉永さんだけでなく、監督も認めるところでした。
周囲から「親子の顔も似ている」と言われ
嬉しかった話もしてくださいました。

劇中で繰り広げる会話では、
吉永さん、二宮さんの違和感ない長崎弁のセリフも見所です。
「福岡の方言とも近いため、
九州の物語と思って観てほしい」と
監督も話しておられました。

今作は、松竹120周年記念映画。
日本映画界を代表する名匠・山田洋次監督が、
小説家・劇作家の井上ひさしさんの
広島を舞台に作った『父と暮せば』と対になる作品をと思い、
メガホンを取りました。

1945年8月9日、
小倉に落とされる予定だった原子爆弾は
天候が悪かったため、長崎へ落とされたといいます。

その3年後、
助産婦をして暮らす伸子(吉永小百合)の前に、
原爆で亡くなったはずの息子・浩二(二宮和也)が
突然ひょっこり現れるところからストーリーは始まります。

その日から、時々母の前に現れては、
たくさんの話をします。
母と息子の幸せは永遠に続くように見えますが、
劇中に何度も出てくる
「お前はもうこの世の人じゃなかやろ」という
母の台詞が悲しさを強調させます。

浩二(二宮)とその恋人・町子(黒木華)が
仲睦まじく過ごし、
思わず、ニヤニヤしてしまうような
微笑ましいシーンもありますが、
それも、悲しいシーンなのだと気付かされます。

戦後、大切な人を失った人たちの苦しみと戦争の悲惨さを
日常を通して感じることができるこの作品を盛り上げるのは、
優しくてどこか悲しい坂本龍一の音楽。

母と息子(亡霊)のやさしくて、悲しいファンタジー映画から
家族の温かさ、忘れてはいけない悲しみを
ぜひご家族で観て、感じてください。
映画館へはハンカチはお忘れなく。

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©2015「母と暮せば」製作委員会
12月12日全国ロードショー。
TOHOシネマズ天神や中洲大洋などで公開。
http://hahatokuraseba.jp

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